住職のお部屋
お経は心で表現して供養をし、塔婆はその供養を形として表したものになります。
塔婆は正式には卒塔婆といい、もともとはお釈迦様の遺徳をたたえる為、 遺骨が八分され各地に埋葬されたその上に石柱、ストゥーバ(塔)が建立されました。 そのストゥーバをそのままの音で漢訳したのが"卒塔婆"になります。 ストゥーバには"積み重ねる"という意味があり、日本では石造りの五輪塔、 木製の五重塔などが建立されました。 その後、形や材料も変わり、石製から木製へ、そして薄い板へと変化し、 今日の板塔婆になりました。
その為、板塔婆も【建てる】という字を使います。 経典には塔を建立すると無上の功徳があると説かれておりますが、五重塔などは個人の資力で 建てることはほとんどできません。
そこで、誰でも手軽に建てられる板塔婆が普及したのです。 法事や葬儀で見られる板塔婆にも五重塔と同じ功徳があり、 追善供養や施主が功徳を積むために建立されます。